新・必殺ブログ人~ひとり市民革命~

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12.16日本人が負けた日 第1回‐憲法は9条ではなく1条を死守せよ‐

 自民党が今回訴えていた憲法改正。田中真紀子さんは選挙活動中の演説の中で9条改正を批判していた。社民党や共産党も憲法9条を守れと説得力のある力説を続けてきた。しかし我々が注視しなければならないのは実は憲法9条ではない。確かに9条も大きな意味があることは否定しないが、最初の第1条が改悪される恐れがあるのだ。
 自民党が発表している日本国憲法改正草案(http://www.jimin.jp/policy/pamphlet/pdf/kenpou_qa.pdf)というものがあるが、その第1章にこそ注目すべきだ。そこには

・天皇は元首であり、日本国及び日本国民統合の象徴。
・国旗は日章旗、国歌は君が代よし、元号の規定も新設。


とある。憲法最大の危機はここにある。まず天皇は民意によって選ばれるという存在ではない。それを元首とすることは民主主義国家の体面を否定する事である。アメリカ、フランスを見れば分かると思うが、元首と位置づけられる大統領はあれほどの大々的な選挙によって決定される。ロシアや韓国ですらそれは同様なのである。選挙方法は各国によって違いはあるが、主権者である国民の民意が必ずその決定を左右するという根本の原則は共通である。
 田中真紀子さんは戦前のような国に戻ってしまう事を危惧していたが、それは9条だけでなく1条にこそ現れていると言えよう。民意を経ない元首が存在しないという点において、戦後日本はまがりなりにも民主国家として世界から認識され始めた。

 別に天皇制には反対ではないしこれだけ長く続いてきた歴史を終わらせる必要も無いのだが、戦前のように天皇元首であれば民主主義の大原則に反する。しかし天皇をあくまで国民統合の象徴とする事で、矛盾無く国民主権と天皇制の並立共存を図る事が出来たのは正に日本人の叡智の賜物と言っていい。そうした点に目を向ける必要があるだろう。

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